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「テレビの音、少し下げてくれない?」
そう言うと、
「この音量じゃないと聞こえない」
と返される。
このやりとり、ありませんか。
家族はうるさいと感じている。
でも本人はこれがちょうどいいと思っている。
この”ズレ”が、
テレビ音量問題のいちばんの原因です。
なぜ同じ音なのに感じ方が違うのか
同じテレビの音を聞いているのに、
なぜここまで違いが出るのでしょうか。
それは、
聞こえ方そのものが違っているからです。
「うるさい」と「聞こえない」が同時に起きる
家族からすると、
・音量が大きすぎる
・ずっと気になる
・会話がしづらい
一方で本人は、
・音量を下げると聞こえない
・セリフが分からない
・内容が入ってこない
ドラマを見ているとき、
家族は「音が大きい」と感じているのに、
本人は「何言ってるか分からない」と言う。
同じ音なのに、感じているものが全然違う。
これがズレの正体です。
実際に起きている”聞こえ方の違い”
このズレの背景には、
いくつかの変化があります。
①言葉だけが聞き取りにくい
音は聞こえていても、
言葉の意味が分かりにくくなっています。
ニュースを見ていても、
音は聞こえるのに内容が入ってこない。
だから音量を上げる。
②音が混ざって聞こえる
テレビは、
・BGM
・効果音
・セリフ
が同時に流れています。
その結果、
全部が一緒に聞こえてしまう。
ドラマの会話シーンで、
「音がごちゃごちゃして分からない」
と感じることがあります。
だから音量を上げてしまう。
③距離や環境の影響
さらに、
・少し離れて見ている
・キッチンから聞いている
・換気扇の音がある
こうした状況も重なると、
音量を上げないと聞こえない状態になります。
我が家で感じた”ズレ”
我が家でも、
父のテレビ音量が少しずつ大きくなっていきました。
「これでも聞きにくいんだよ」
ある日、
「ちょっと音大きいよ」と言うと、
父はこう言いました。
「これでも聞きにくいんだよ」
そのとき初めて気づきました。
私はうるさいと感じている。
でも父は、これでも足りない。
どちらも嘘をついているわけじゃない。
どちらも間違っていない。
その事実が、
少し胸に刺さりました。
責めたかったわけじゃなかった。
ただ、知らなかっただけでした。
このズレがストレスの原因になる
この状態が続くと、
・会話が減る
・イライラがたまる
・言いづらくなる
そして、
どちらも我慢する状態になります。
家族は言えない。
本人は気づかない。
これが一番つらい状態です。
音量の問題ではなく”認識のズレ”
ここで大事なのは、
音量だけの問題ではないということ。
聞こえ方も、
感じ方も、
基準も、
すべてがズレている。
だからこそ、
「音量を下げる」だけでは解決しません。
まとめ|どちらも正しい、だから責めなくていい
テレビ音量の問題で起きているのは、
「うるさい」と「聞こえない」のズレです。
家族はうるさいと感じる。
本人は聞こえないと感じる。
どちらも正しい。
だからこそ、
責めるのではなく、
ズレが起きていることを理解することが大切です。
「知らなかっただけだった」
そう思えると、
少し気持ちがラクになります。
それでも、
「もしかして病気なのでは?」
と不安になることもありますよね。
テレビ音量が大きくなる原因が、
認知症と関係しているケースもあるのか。
次の記事で、
見分け方や注意したいポイントを
分かりやすく整理しています。

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