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46.家でも車でも外出先でも。高齢の親の「聞こえにくさ」への対策、こんな方法があります

※この記事にはPRが含まれます

原因が分かってきました。

場所ではなく、
音が重なる状況で聞き取りにくくなる。

じゃあ、
実際に何ができるのか。

我が家で試したこと、
検討していることを、
効果もハードルも含めて
正直にまとめます。

全部やる必要はありません。
できそうなものから、
1つずつ試してみてください。

目次

家の中で聞き取りにくいのは、もう「いつものこと」になっていた

正直に言うと、
家の中での会話が聞き取りにくいのは、
今ではもう特別なことじゃなくなっています。

「え?」と聞き返されることに、
私たちもすっかり慣れてしまいました。

でも、慣れているだけで、
何も対策していないのと同じです。

そのことに気づかされたのが、
毎年恒例の、地域の同年代が集まるバスツアーでした。

父は今年も参加すると言っています。

でも、
出かける前にぽつりと、

「どうせ行っても聞こえないんだけどな」

そう言ったんです。

以前は、
バスツアーに出かける日は
朝から張り切っていた父です。

でも最近は、
行くには行くけれど、
昔のようには楽しめていない。

「聞こえない」が、 父の楽しみまで少しずつ奪っている。

そう感じた瞬間でした。

家の中の「え?」は、
慣れてしまえば流せます。

でも、
父自身の”楽しみ”にまで影響しているなら、
「慣れる」だけでは済まされません。

話す前に、顔を見せる|よく言われている工夫

正面から、
顔が見える位置で話しかけると、
聞き取りやすくなると言われています。

車の中なら、
助手席の人が振り返って話す、
という工夫を勧められることもあります。

正直に言うと、
我が家ではこれをきちんと実践できていません。

父は、
一緒に出かけられるだけで
嬉しそうにしているので、
車の中で無理に会話をしようとはしないんです。

振り返ってまで話さなくても、
父はそれで満足そう。

だからこそ、
「困っている」という自覚が、
本人にも私たちにも生まれにくい。

これも、
対策が後回しになっていた理由の一つだと思います。

テレビの前では、二度目は大きな声で呼びかけている

家でテレビを見ている父に話しかけるとき、
一度で聞き取ってもらえないのは、
もう分かっています。

だから、
二度目は少し大きな声で
呼びかけるようにしています。

その場では伝わります。

でも、
毎回声を張るのは、
正直こちらも疲れます。

「怒っているわけじゃないのに、
強く言っているみたいに聞こえないかな」

そんな気まずさも、
実はセットでついてきます。

手元スピーカーを持ち運ぶ|家の中の移動に

テレビ用のミライスピーカーは、
我が家ではまだ購入していません。

テレビの近くに置いて使うタイプなので、
寝室やキッチンなど、
テレビのない場所には対応できません。


持ち運べるタイプの手元スピーカーも
選択肢の一つとして知っておく価値はあります。

テレビ用のミライスピーカーと同じ「言葉くっきり」の技術を、
持ち運べる形にしたスピーカーで、
キャリー・バイ・ミライスピーカーという名前で販売されています。

父がいる場所に、
そのまま持っていける。

我が家ではまだ使ったことがありませんが、
「テレビの前だけ」の対策から一歩進める方法として、
気になっています。

外出先での対策|身につけられるタイプ

家の中の工夫だけでは、
駅やお店など外出先の対策にはなりません。

外出先では、
身につけられるタイプの集音機器という選択肢もあります。

補聴器ほどの装着感はなく、
耳をふさがないタイプのものも出てきています。

父のように、
補聴器にはまだ抵抗があるけれど、
外出先の聞こえにくさは何とかしたい。

そんな人に向いている選択肢だと感じています。

これは我が家でもこれから試すところなので、
実際に使ってみた感想は、
別の記事で詳しくまとめます。

電話は、迷ったら代わる|特別な工夫はまだできていません

駅での電話のようなことを、
実はまだ繰り返しています。

携帯電話のスピーカーモードにすれば
母も一緒に内容を聞けると分かっているものの、
父にはやり方が難しいようで、
まだ試せていません。

今のところは、
父が聞き取れていなさそうだと感じたら、
「代わろうか」と声をかけて、
私が電話を引き継ぐようにしています。

その場はなんとかなります。

でも、
毎回そばにいられるとは限らないので、
根本的な解決にはなっていません。

気になるなら耳鼻科に相談するのも一つの方法

いろいろな工夫を試しても、
日常生活全体で聞き取りにくさが大きい場合は、
耳鼻科や補聴器外来への相談が優先です。

「まだ早いかな」と思っていても、
一度相談して現状を確認しておくだけで、
気持ちが軽くなることもあります。

7つの方法をまとめると

  • 顔を見ながら話しかける
  • 二度目は大きな声で呼びかける
  • 持ち運べる手元スピーカーを検討する
  • 外出先では身につけられる集音機器を検討する
  • 電話は迷ったら代わる
  • 家族で聞き方の工夫を共有する
  • 気になれば耳鼻科に相談する

全部を完璧にやろうとしなくて大丈夫です。

「これならできそう」と思うものから、
1つずつ試してみてください。

よくある質問

Q. 高齢者の聞こえにくさへの対策で、一番効果を感じやすいのはどれですか?
ご家庭によって差はありますが、「顔を見せてから話す」「音を一時的に消す」といった話し方の工夫は、お金をかけずにすぐ試せて効果を感じやすい方法です。それでも足りない場合に、機器を使った対策を検討する流れがおすすめです。

Q. 外出先の聞こえにくさには、どんな対策がありますか?
話しかけ方の工夫だけでは限界があるため、身につけられる集音機器を使う方法があります。補聴器に抵抗がある方向けに、耳をふさがないタイプの選択肢も増えてきています。

Q. 対策をしても改善しない場合はどうすればいいですか?
生活の中でできる工夫を試しても聞き取りにくさが大きい場合は、耳鼻科や補聴器外来に相談することをおすすめします。

なぜテレビ用は買わなかったのに、イヤーだけは即決したのか

ここまで、
いろいろな工夫を書いてきました。

でも実は、
据え置き型のミライスピーカーも、
我が家では使ったことがありません。

父には、
自分一人で見るための専用テレビがあります。

リビングで家族一緒に見るときは
音量が気になることもありますが、

父が一人で見ている分には、
家族がうるさいなと感じても
誰かに迷惑がかかるレベルではないんです。

だから、
「テレビ用のミライスピーカーを買おうか」と
何度も考えながら、
結局購入をためらっていました。

テレビの音だけ良くなっても、 それで解決する悩みじゃなかったから。

何度も自分に問いかけているうちに、
だんだんと分かってきたことがあります。

私が本当に欲しかったのは、
テレビが快適に見られることじゃなくて、
父との会話がスムーズになることだったんです。

そんなときに知ったのが、
会話の聞き取りにくさに向けた、
身につけられるタイプの集音機器でした。


「イヤー」という名前で、
ちょう発表されたばかりのものでした。

その存在を知ったときは、
迷いませんでした。

クラウドファンディング中でしたが、
即決で支援しました。

キャリー・バイ・ミライスピーカーのことも、
イヤーとほぼ同じタイミングで知りました。

でも、
最初に飛びついたのはイヤーの方でした。

理由はシンプルです。

私の根本にあったのは、

「父と、もっとスムーズに話したい」

それだけだったからです。

道具を増やすことが目的じゃなくて、
会話が戻ってくることが目的。

そう気づいてからは、
何を選ぶかの基準がはっきりしました。

次に、選ぶ前に知っておきたいこと

いろいろな方法を試しながら、
たどり着いたのが「イヤー」でした。
でも、
決めたからいって、
それで終わりではありません。

次の記事では、
イヤーを選ぶ前に知っておきたいこと、
補聴器との違いについてまとめています。

▶ 次の記事を読む|補聴器を勧めても、はぐらかす父…「どうせ聞こえないから」の本当の意味

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この記事を書いた人

50代娘「かおりこ」です。元気な80代の実親と義理親を見守りながら、
日々の暮らしや小さな備えのアイデアを記録しています。
親が元気なうちにできることを一緒に見つけていきましょう。

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