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47.補聴器を勧めても、はぐらかす父…「どうせ聞こえないから」の本当の意味

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「そろそろ補聴器も考えたら?」

そう聞いても、
父の返事はいつも同じです。

「どうせ聞こえないから
悪口言っても大丈夫」

笑いながら、
軽口で返してくる。

まともに答えてくれたことは、
一度もありません。

最初は、
ただの照れ隠しかと思っていました。

でも、
何度も同じやり取りを繰り返すうちに、
これは「はぐらかし」なんだと気づきました。

目次

ある日、ぽつりと父が明かした理由

いつものように水を向けたとき、
珍しく父が少しだけ本音をこぼしました。

「ばあちゃんもつけとったやろ、あれ」

亡くなった祖母は、
生前ずっと補聴器を使っていました。

「年寄りっぽいのが、
なんかイヤなんだよな」

そう続けた父の一言で、
初めて理由らしい理由を聞けた気がしました。

補聴器そのものが嫌なんじゃなくて、
補聴器につながる記憶と、
「歳をとった」と認めることへの抵抗。

その両方が、
父の中で重なっていたんだと思います。

高齢者が補聴器を嫌がる理由は、父だけじゃない

調べてみると、
父と似たような理由を挙げる人は、
少なくないようです。

・亡くなった家族や、身近な高齢者が使っていたイメージが強い

・見た目で「年をとった」と感じてしまう

・装着や調整の手間が面倒

・値段が高いイメージがある

・「自分はまだ大丈夫」という気持ちが強い

どれか一つというより、
いくつも重なって
「今はまだいいや」に
落ち着いてしまうんだと思います。

無理に勧めても、たぶんうまくいかない

正直、
何度か本気で勧めようとしたこともあります。

でも、
強く言えば言うほど、
父は冗談で受け流すようになりました。

「聞こえにくいのを指摘されている」
という感覚そのものが、
本人にとってはあまり心地よくないんだと思います。

説得しようとするほど、 本人は身構える。

このやり取りを繰り返して、
気づいたことがあります。

「補聴器じゃなくてもいい」という視点

私が本当に望んでいたのは、
補聴器を使わせることじゃありませんでした。

父との会話が、
今よりスムーズになること。

それだけだったんです。

そう考えると、
「補聴器」という形にこだわる必要は
そもそもなかったのかもしれません。

補聴器は、
日常生活全体の聞こえを補う、
医療機器としての役割があります。

でも今の父の場合、
会話やテレビ、電話など、
場面ごとに聞き取りやすくする方法でも、
十分に効果を感じられそうな段階でした。

イヤーが選択肢に入ってきた理由

そんなときに知ったのが、
ミライスピーカー・イヤーでした。

補聴器と違う点は、いくつかあります。

・耳をふさがない設計で、装着感が軽い

・見た目も、補聴器のようないかにも感が少ない

・通院や調整は必要ない

・「聞こえの補助」ではなく「言葉を聞き取りやすくする」という位置づけ

父にとって一番のハードルだった
「見た目」と「面倒さ」の両方に、
引っかかりにくい選択肢に見えました。

もちろん、
補聴器の代わりになるものではありません。

日常生活全体で聞こえに支障がある場合は、
やはり耳鼻科への相談が優先です。

でも、
「まだ補聴器は早いけど、
会話の聞こえにくさは何とかしたい」

そんな段階の父には、
ちょうどいい選択肢だと感じました。

補聴器とイヤー、何が違う?

補聴器ミライスピーカー・イヤー
位置づけ医療機器会話をサポートする機器
対応範囲生活全体の聞こえ会話・電話・外出先など
通院・調整必要不要
装着感耳をふさぐタイプが多い耳をふさがない
向いている人生活全体で聞こえに支障がある人特定の場面で聞き取りにくさを感じる人

すべてが置き換えられるわけではありませんが、
「まずは試してみたい」という段階では、
心理的なハードルの低さが違います。

よくある質問

Q. 親が補聴器を嫌がる理由は何が多いですか?
見た目への抵抗、装着や調整の手間、費用のイメージ、「まだ自分は大丈夫」という気持ちなど、複数の理由が重なっていることが多いです。本人にはっきりした理由を聞いても、明確な答えが返ってこないケースもよくあります。

Q. 補聴器を嫌がる親に、無理に勧めてもいいですか?
強く勧めるほど本人が身構えてしまうこともあるため、無理強いはおすすめしません。まずは、生活のどの場面で困っているのかを一緒に整理し、負担の少ない選択肢から試してみるのも一つの方法です。

Q. 集音器やイヤーのような機器は、補聴器の代わりになりますか?
医療機器としての補聴器の代わりにはなりません。あくまで「言葉を聞き取りやすくする」ためのサポート機器です。日常生活全体で聞こえに支障がある場合は、耳鼻科での相談を優先してください。

まとめ|「補聴器じゃなくてもいい」に気づいてから

補聴器を勧めては、
はぐらかされる。

それを繰り返していた頃は、
正直、疲れてしまうこともありました。

でも、
「補聴器を使わせること」がゴールじゃなくて、
「会話がスムーズになること」がゴールだと気づいてから、
選択肢の幅が広がりました。

次の記事では、
イヤーを選ぶ前に知っておきたい、
返品・保証についてまとめています。

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この記事を書いた人

50代娘「かおりこ」です。元気な80代の実親と義理親を見守りながら、
日々の暮らしや小さな備えのアイデアを記録しています。
親が元気なうちにできることを一緒に見つけていきましょう。

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