
ネット証券で持っている新NISA口座って、私が死んだらどうなるのかしら?
株式や投資信託など、以前よりあったものですが
2024年に始まった新NISA制度により、
ネット証券を利用して始める人がかなり増えました。
わたしも、このタイミングで始めました。
始めるのは簡単でしたが、
もしものときにはどうすればいいのか?
実は、まだ家族には投資信託していることは話していません。
だからこそ、気になったので調べてみました。
この記事でわかること
・
私が死んだら、NISAはどうなる?家族がすること
新NISA口座は、わたしが亡くなると自動的に課税対象の口座”に変わります。

NISAって非課税っていうでしょ?

そうですね。
通常、新NISA口座で増えたお金(運用利益)にかかる所得税や住民税はかかりません。
ですが、相続後に売却して利益がでたら、利益は所得税・住民税の対象になります。
そして、家族が次のような流れで手続きをしていく必要があります。
・証券会社へ連絡(死亡届の提出)
・相続手続きに必要な書類をそろえる
※戸籍謄本、死亡診断書、本人確認書類など
・資産を相続人の名義に移す手続き(解約or引き継ぎ)
しかも、ネット証券口座だから、ややこしい部分も多いんですよね。
家族が困らないために、今できる5つの準備
「こんな大変なこと、家族に丸投げしたくない…!」
と思った私は、今できる準備を考えました。
1. 証券口座・パスワード情報を一覧にしておく
スマホのメモ帳でもいいけど、
大事な情報だし、
もしものときは、
スマホが開けれないこともある。
どこの証券会社を使っているか、
IDとヒントだけでもわかるようにしておきたい。
(パスワードはさすがに別管理が安心だけど)
2. 保有商品をざっくりまとめておく
証券会社名と投資信託の名前や金額などを
エンディングノートにメモ。
伝えておきたいことが
エンディングノートにまとまっていると
家族が困らなくて済む。
家族であっても
全部を公開したくないならば
「○○証券で積立中」「売却は急がなくてOK」
などの一言があるだけで、
家族の安心度が変わると思う。
3. 家族に“ちょっとだけ”話しておく
全部話さなくても、
「NISAってやっててね、証券会社は〇〇だよ」くらいでもいいかも。
何も知らないと、ほんとうに家族は困ってしまいます。
4. 簡単な「資産メモ」を作る
通帳・保険・証券・年金など、
ばらばらな情報を1ページに。
私は今、A4の紙に「資産のひとことリスト」
を作ってメイク道具入れの中にこっそり貼ってます(笑)
5. 自分の気持ちを「書いてのこす」
「資産は子どもに残したい」
「できればすぐ現金化しないでゆっくり判断してほしい」
など、自分の気持ちを書いておけば
考慮してもらえると思ってます(笑)
まとめ|“もしものとき”は、今のうちにちょっとだけ備える
新NISAの話をきっかけに、
私は「自分の終活もゆるく始めよう」と思いました。
何か大きなことを決めなくてもいい。
だけど、
「誰に何を知らせるべきか」「どんな資産があるか」
だけでも書き残しておくと
きっと家族の負担が変わってくる。
SBI証券の場合
- 金融機関への連絡と書類提出
- 家族の人が亡くなったことを知ったら、できるだけ早く、その人がNISA口座を持っていた証券会社(SBI証券など)に連絡します。
そのときに、「非課税口座開設者死亡届出書」という書類を出さなければいけません。
家族は、亡くなった人の戸籍謄本(家族関係が分かる書類)、印鑑証明書、自分が本人だと分かる書類などを用意して、証券会社に送ります - 資産の移管
- NISA口座に入っているお金や株、投資信託などは、亡くなった人のNISA口座から、家族の人の普通の証券口座(特定口座や一般口座)に移されます。
移すためには、家族の人が同じSBI証券で口座を持っている必要があります
注意点・ポイント
- NISA口座のまま引き継げない
- 取得価格と課税
- 手続き完了後
- SBI証券から「相続手続完了のお知らせ」が送付されます4。
まとめ
NISA口座は被相続人の死亡とともに終了し、相続人は自分自身のNISA口座には移せません。必ず課税口座へ移管し、相続時の時価で取得し直します。含み益は非課税ですが、亡くなった日以降の配当金等は課税対象となります
- NISA口座そのものは引き継げない
- 資産は相続人の口座へ移管
- 手続きの流れ
- 税金や非課税の扱い
- 資産の取得価額
まとめると、あなたが亡くなった場合、NISA口座の資産は相続人のSBI証券内の課税口座に移管され、NISA口座での非課税メリットは亡くなった時点までとなります。相続人は、SBI証券へ必要な手続きを行うことで資産を引き継ぐことができます236。
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楽天証券でのNISA口座相続手続きの流れ
- 書類の取得
- 楽天証券への連絡と口座開設
- 相続人が楽天証券の口座を持っていない場合は、事前に口座を開設します1。
- 書類の提出
- 手続きの完了と資産の移管
SBI証券との違い
- 手続きの流れや必要書類の種類はほぼ同じですが、提出書類の名称や手続きページ、サポート体制などが異なる場合があります。
- NISA口座の資産は、どちらの証券会社でも相続人のNISA口座に移せず、課税口座への移管が必須です237。
まとめ
楽天証券でも、SBI証券と同様に「非課税口座開設者死亡届出書」や「相続上場株式等移管依頼書」などを提出し、相続人の課税口座へ資産を移管する流れになります。NISA口座のまま引き継ぐことはできません237